ひと休み② 『スクールに通って、初めてのスランプ』

中学3年生でドラムを始めて、「ドラムで飯を食えるようになる」という目標を掲げました。

とはいえ、ドラムのことなどなにもわからなかったので、ひとまずYAMAHA音楽教室に通うことにしました。

月3回、1回30分のレッスンだったと思います。

初級、中級、上級のカリキュラムに分かれていて(中級はなかったかもしれません。。)基礎からスタートしました。

家にも生ドラムを買って、中に毛布を詰め込んで練習していました。

毛布を詰めているとはいえ、音は普通にそこそこ出るので、我慢してくれた家族、また近所の人に感謝です。(500mほど離れた場所に住んでいた友達からは、「あ、今日も練習してるな」と思われていたことを後日、聞かされました笑。文句言わないでくれて、本当にありがとう。)

家で練習できたので、そこそこYAMAHAのカリキュラムも進めていくことができました。しかし、半年くらいたったところで、一つの壁にぶつかりました。

16ビートのキックをダブルで踏むフレーズです。

これが、ほんとにスランプにはまって、そこから半年くらい悶々とした日々を送ったのを今でも覚えています。

自分が今レッスンをする立場になって生徒さんを見ていると、やはり一人一人、それぞれの壁にぶつかる場面を見かけます。

そういった生徒さんや、あの当時の自分に何か言えることがあるとすれば「あまり思い詰めないでね」ということです笑

自分は特に、大きな夢を掲げてしまっただけに、人一倍勝手に焦り・落ち込んでしまい、「できないできない〜」とネガティブモードに入ってしまっていたのですが、そうなると出来るものも出来なくなってしまいます。

できないものはあまり根を詰めすぎずに、適度に距離を置いて、別のフレーズでも練習しながら気長に取り組んでみてください。

きっとそのうちできるようになるはずです。

練習していれば、永遠にできない、なんてことはないはずなので。

今回は、自分の初期の頃の練習状況・スランプについてお話ししました。

ドラムは、人生を通して続けていける趣味(人によっては仕事)だと思うので、子供の時に始めた人も、大人になってから始めた人も、長い目で見て楽しく練習していただけるといいのかな、と思います。

それではまた!